国内流通時の監視

(3)国内流通時の監視

輸入時における国のチェック及び自主検査をクリアーして国内に流通された青果物は、さらに各地方自治体の食品衛生監視員により、輸入、国産の区別なく、市場や店頭からサンプリングして検査するなどの厳しいチェックを受けています。ここで、基準値を超える残留農薬を検出するようなケースがあった場合は、輸入者を管轄する自治体へ通報し、販売を禁止するなど必要な措置がとられます。こうした違反情報は、国の輸出国対策や検疫所の輸入時対策にフィードバックされます。
また、地方自治体によっては輸入食品等の検査だけでなく検査法の開発、海外における食品安全情報の収集等も行っています。さらに輸入事業者の自主管理を支援するため、自主管理の取組状況に応じた指導や講習会を実施したり、事業所に出向いて立ち入り指導が行なわれたりする場合もあります。

このように輸入食品の安全性監視体制は、輸入前、輸入時、輸入後にわたって何重にもわたるチェック体制が構築されています。

輸入者による自主管理対策

我が国の食品衛生法では、業として食品を取り扱う者はすべて(私人法人を問わず)、その食品に関する安全性の確保が義務づけられています。輸入者は、食品衛生法で定められている規格基準ならびに使用基準(特に、個々の食品についての残留農薬基準や食品添加物の使用基準)を十分把握し、それらの情報を輸出国の生産者に伝達し、日本の基準に適合するものを生産するよう要求しています。
また、輸入しようとする青果物は、サンプルを取り寄せ、輸出国サイドにおいて安全性を確認するほか、問題のないことを確認してから輸入する等の努力をしています。さらに、輸入を計画するときは、事前に、相手国の関係法規はもちろんのこと、これらに由来する農薬や添加物などの規制や使用実態について情報収集しています。

【自主検査】

輸入果物については、厚生労働省の検疫所による検査のほか、各輸入事業者が必要に応じ、残留農薬や食品添加物について自主的な検査を行っています。この自主検査の結果、基準値を超える数値が発見された場合は、直ちに適切な措置をとります。

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