レモン

レモン

レモン

  • 学 名Citrus limon (L.) Burm.f.
  • 英 名Lemon
  • 科 目ミカン科
  • 原産地インドヒマラヤ地方

 ミカン科ミカン属の常緑高木。
 原産地はインド北東部のヒマラヤ山系です。レモンはインドのヒマラヤ地方から10 世紀頃に中国へ、さらにアラビア半島に伝わり、12 世紀頃にスペインに伝えられました。その後、ヨーロッパに広まり、大航海時代(15 世紀半ばから17 世紀半ばまで)にはアメリカやブラジル、アルゼンチンなどへも伝わりました。日本には明治時代初めに渡ってきました。漢字の檸檬(ネイモウ)は、中国語の借用で英語の音訳です。

 輸入レモンの7割はアメリカ産。次いでチリ産です。輸入物は通年市場に流通しているのでとくに旬はありませんが、量的にいちばん多く出回るのは4〜5月です。国産のレモンは、広島、愛媛、和歌山などで栽培されています。

 レモンのビタミンC含有量は、100g中50mgと、かんきつ類の中でもトップです。
 今から約500年前の大航海時代、船乗りにとって職業病と言われていた壊血病の予防に、レモンやオレンジなどのかんきつ類で予防したことから、レモンはビタミンCが豊富なフルーツとして広く知られるようになりました。
 ビタミンCを摂取すると、かぜの予防やシミ、ソバカスを防ぐなど美白効果も期待できます。
 レモン果汁には、酸味のもとになるクエン酸が6%含まれています。クエン酸は、運動やストレスなどから発生する疲労物質の乳酸を減少させることが知られています。健康な男性が1時間運動し、レモン果汁またはクエン酸を摂取してから休息して、経時的に血液中の乳酸濃度を測定した結果、レモン果汁もしくはクエン酸を摂取した場合には、摂取しない場合よりも乳酸の減少が促進されていたことが分かりました。
 レモンは酸濃度が高いので、そのまま生食するのには適しません。しかし、そのフレッシュな芳香は、料理の調味料や飲料など幅広く利用されています。

主な品種は、

リスボン  主にカリフォルニアの内陸地帯で生産され、「サンキストレモン」の主流の品種。果汁が多くて酸味が強くさわやかな香りで、1 個が100〜140g 。原産地はポルトガルで、寒さや風に強いことから日本でも栽培されている。1 年中輸入されているが、国内産は9〜12 月頃が旬。
ユーレカ  外観、味ともリスボンとよく似ている。カリフォルニアの太平洋沿岸地域で多く栽培され、1 個が110〜130g 前後で種は少なめ。南アフリカ産が6〜10 月頃に輸入され、国内産は9〜12 月頃が旬。
ジェノバ  主にチリで栽培されている品種で、種が少なく香りが良く果汁も豊富。チリ産は1996年に解禁されてから、徐々に輸入量が増えている。
メイヤー
(マイヤー)
 オレンジとの自然交雑で誕生したといわれている。少し丸みがあり果皮の色がオレンジがかり、酸味が少なめでやや甘みが感じられる。ニュージーランドから輸入され、三重県でも栽培されている。

【出回り時期、輸入割合など】

出回り時期

出回り時期

国別輸入割合

国別輸入割合

国別生産量割合

国別生産量割合

主要栄養素(100g中)

ビタミンC 100mg
カリウム 130mg
マグネシウム 11mg
葉酸 31mcg 

カロリー比較

カロリー比較

【選び方】

 レモンを含め、かんきつ類は皮の色が鮮やかでハリのあるものを選びましょう。さらに手に持った時にほどよい重みがあれば果肉がみずみずしく良質です。

【保存方法】

 乾燥しないようビニール袋かポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。切ったものは、必ず切り口をラップで包んでから冷蔵庫で保存しましょう。果物は新鮮さがいのちです。すぐに使い切れない場合は、果汁を小分けにして冷凍保存にしておけば、ジュースや焼酎のレモン割り作りに便利です。

【レモンの切り方】

  • 切り方1 【輪切り】横にして置いて3〜4mm幅に切る。飲み物などに入れるので、種を除いておくとよい。
  • 切り方2 【くし形切り】縦半分に切り、切り口を下にして置き、斜めに包丁を入れて切り分ける。料理に添え、食卓で好みに応じて果汁を絞る。
  • 切り方3 【スマイルカット】横半分に切り、切り口から斜めに包丁を入れて切り分ける。くし形切りのものよりも弱い力で絞れ、果汁も飛び散りにくい。
  • 切り方4 【いちょう切り(1)】りんごの皮をむくように、グルリと皮をむく。白いわたの部分が残らないように、厚めにむくのがポイント。
  • 切り方5 【いちょう切り(2)】輪切りにし、6〜8等分に切る。果肉ごと食べられるので、サラダやあえ物に混ぜたり、炒め物の仕上げに加えても。
  • 切り方6 【果汁を絞る】横半分に切り、フォークを差し込む。背を皮に押しつけると果汁が流れ出る。器具を使わなくても簡単!
ここがポイント 果物は新鮮さがいのちです。すぐに使い切れない場合は、果汁を小分けにして冷凍保存にしておけば、ジュースや焼酎のレモン割り作りに便利です。

【上手な使い方】

ホットレモンジンジャー レモン汁1/2個分(約大さじ1)、しょうが汁小さじ1、はちみつ適量を熱湯100〜150mlで割ればでき上がり

 残ったレモンは、切り口にラップをかけて保存しますが、冷蔵庫の隅に追いやられて忘れてしまうことも…。すぐに使う予定がないときは果汁を絞り、ソーダやジュースで割ったり、ヘルシーなドリンクに仕立てて飲んでしまいましょう。

 冷えや風邪が気になる季節は、ホットレモンジンジャーがおすすめ。レモン汁1/2個分(約大さじ1)、しょうが汁小さじ1、はちみつ適量を熱湯100〜150mlで割ればでき上がりです。

【関連情報】

果物と栄養教育/第7回レモン博士オレンジ博士になろう 果物と栄養教育

 レモンについての解説情報は、「果物と栄養教育」にて、果物の食育「第7回レモン博士オレンジ博士になろう」の章でも解説されております。こちらも参考にしてください。 【詳しくはこちら】

フォトギャラリー

  • ミカン科・レモン・ジェノバ種・チリ産
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※フォトギャラリーは、ページの内容に関連した写真を集めたものです。クリックすると拡大写真をご覧いただけます。 写真ダウンロード 8枚(2.2MB) ※写真は栄養士や教育関係の方々に食育の授業などで活用していただくための資料としてご提供しています(非営利目的での使用に限らせていただきます。詳しくは輸入果物図鑑の使い方をご覧ください。)

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